研究チーム Research

代数学ネットワーク解析 イラスト

Team 02.

代数学ネットワーク解析

自動運転車のスムーズな走行を実現する方程式を確立し、数理の強みを活かした新しい交通モデルを構築する。

数理的なアプローチで、新しい交通モデルを構築する。

近年、自動運転が急速に広がりを見せています。そのため今後、多数の自動運転車が安全かつスムーズに走行できる交通の仕組みを確立することが重要な課題となるでしょう。そうした中、代数学ネットワーク解析チームは、多くの車がともに走る場において、混雑などが発生しない理想的な流れを方程式で表現し、それに従って各車が自動制御で走るという交通モデルの構築を目指しています。同時に、AIを利用するのとは異なる、数理的なアプローチの強みや利点を明らかにしていきます。

研究概要

代数学ネットワーク解析チームは、主に可積分系を専門とする研究者と数値解析を専門とする研究者の計8人で構成されています。可積分系とは、現状では解くことができない微分方程式などを厳密に解けるようにする道筋を探る分野で、数値解析とは、解ける状態の方程式などを実際に解いていく分野だと、ひとまずいうことができます。各メンバーは、それぞれこのいずれかの分野をベースに研究を進め、新しい交通モデルの構築を目指しています。現在、チームとしては、各車がスムーズに走行するために満たすべき条件を方程式で表現することを目標の一つとして研究を進めています。この研究の次のステップでは、方程式に従って車を制御する数学的な道筋を明らかにすることを目指すことになります。
メンバー各人は、それぞれの興味に基づいて自由に研究を進めているものの、上記の方向性に沿って徐々に具体的な成果が形になってきています。それらの成果をまとめて一つのモデルへと結実させていきます。

参加メンバー

岩﨑 雅史   京都府立大学・生命環境学部
山本 有作   電気通信大学・情報理工学研究科
石渡 恵美子  東京理科大学・理学部
福田 亜希子  芝浦工業大学・システム理工学部
渡邉 扇之介  福知山公立大学・情報学部
関口 真基   東京都立荻窪高等学校
新庄 雅斗   同志社大学・理工学部
古池 郁美   京都府立大学・生命環境科学研究科
西脇 友哉   芝浦工業大学・理工学研究科
渡邉 凌斗   京都大学・情報学研究科

アドバイザ
湊 真一    京都大学・情報学研究科
定兼 邦彦   東京大学・情報理工学系研究科

方程式で車の流れを制御する新しい交通モデルを構築する。

方程式で車の流れを制御する新しい交通モデルを構築する。

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